イベント考ラム(コラム)

起工式・竣工式の違いをあらわす設営の工夫とは?

起工式と竣工式の違いをご存知でしょうか?
両方とも建物の新築に関する神事ですが、両者には明確な違いがあります。

起工式はこれからいよいよ建設を始めようとする時の、建設前の安全祈願祭。
竣工式は建物が完成した時の、関係者へのお披露目や今後の繁栄を祝うもの。

同じ建物に対する神事でも意味が異なるため、我が社では設営にも違いを表す工夫をしています。

また、意味合いだけではなく、建物の大きさにも配慮した設営を行っています。
たとえば大きな建物の場合、竣工式は建物内の広い場所で執り行われることが多いのですが、広い場所での神事に小さな祭壇は釣り合わない感じがしませんか? そんな時、我が社では広さに見合う大きめのサイズの祭壇をご用意します。


ひとつは祭壇の素材です。起工式では表面にニスが塗られたものを使用しますが、竣工式ではニスの塗布のない、白い無垢材を使用します。無垢材はこれから物事が始まっていくという素の雰囲気や本格的で落ち着いた質の良さを感じさせます。


また、起工式ではパイプ椅子を使用しますが、竣工式では「胡床」と呼ばれる伝統的な座具を使用。胡床を並べるだけでその場の雰囲気が変わります。

胡床とは木製の脚を交差させて折り畳めるひとり用の伝統的な椅子のこと。胡床が神事に落ち着きや深みを与えます。


さらに、神事に厳かでありながらも華やかさを演出するものに「ぼんぼり」があります。我が社では、ぼんぼりの色は起工式では白、竣工式では緑色にして違いを出しています。


もうひとつ、祭壇に乗せる御供物の鯛は、竣工式では大振りの立派な鯛を大きく反らして飾ります。活気ある元気な様子を表現するのです。


竣工式は施主や関係者にとってとても嬉しいことですよね。その喜ばしい気持ちに寄り沿った、より心に残る式となるよう工夫した設営を心がけています。

令和8年5月 藤原 宣雄


香川高松のイベント運営・企画支援会社ふじイベントサービスが、これまでに手掛けてきた数々のイベントから学んだ経験とノウハウを、代表 藤原 宣雄の目線で語ります。
イベント主催者や、イベントに関わる様々な関係者にとって、何かの参考になれば幸いです。


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