イベント哲学:第4回

目的を大切にするから提案も妥協しない

~~目的に沿った最高のイベント舞台をつくり上げる~~~

ただの設営ではなく目的に沿った提案をする

イベントはお客様に「何かを感じてもらう」「夢や感動を与える」ものです。

そしてイベント設営はそのような場をつくり上げていくものです。ですから、何のための設営なのか、その目的がしっかりしていないといけません。

目的がはっきりしていれば、なにを準備すればよいのかが明確になり、無駄のないきちんとした設営ができます。その場がきちんとできていればその雰囲気からお客様に何かを感じ取っていただけるでしょう。

一方、目的があいまいで気持ちの入らない適当な設営や飾り付けは、お客様に夢や感動を与えることはできません。設営や飾り付けの意味がありませんね。

我が社では、設営にあたり必ず明確な目的をお聞きし、その目的に沿って準備をします。しかしそれだけではありません。お話しを伺いながら、最高の場を提供するために、新たな提案やアドバイスもいたします。これまでに培ってきた豊富な経験とノウハウがあるため、何が必要かが分かるのです。

一生に一度、あっても数回のイベントですから、なぜそれが必要なのか、なぜそれを使うのか、なぜそれをそこに設置するのか等を説明しながらお客様に感動していただける場をつくり上げていきます。

テープカットのハサミに工夫

提案の実例を簡単にご紹介しましょう。

あるイベント設営で、テープカットの場面がありました。準備するものは、テープ、ポール、ハサミです。それだけあれば普通にテープカットはできます。

しかし、一言でテープカットといっても一般住宅の引き渡しの場合と、市長が来られるような公の場合では、参加者も異なりますし雰囲気が違いますよね。

我々は、そのテープカットにどのような方が来られるのかを確認し、その場の雰囲気を想像しました。そして準備するものを考えました。

工夫したのはハサミです。テープカットをする方にハサミを渡す場面で、ハサミは紫のふくさをかけた箱に入れ、ハサミには大きなリボンをつけました。黒盆、袱紗(ふくさ)、リボンの提案です。

依頼はテープ、ポール、ハサミの三点だったため、わざわざそんなことをせずにハサミをただ並べておくだけでもなんの問題もありません。しかし、そうすることでその場の雰囲気が格段に引き締まりテープカットに重みが増しました。

司会者に進行の説明、白手袋は使い捨てる徹底ぶり

ハサミに工夫をしただけではありません。

テープカットでは、テープにハサミを入れるタイミングも重要です。そこで、手配した司会者にファンファーレが鳴り終わったときにテープカットを入れてもらいました。

ファンファーレも我が社の提案です。もちろんなくても済みますが、ファンファーレを入れるだけで式典が引き締まるのです。

式の進行にも気を回す。普通、設営会社はそこまでやらないのではないでしょうか。

さらにテープカットをするときに白い手袋を準備しました。起工式などこれまでに何回も白手袋を準備しましたが、毎回新品のものを使います。毎回、当日使う直前に封をあけてきちんと並べておきます。

新たな気持ちで迎える式典には、やはり新品の白手袋がふさわしい。このような細かい配慮が式全体の厳粛な雰囲気をつくり上げるのがいいんじゃないでしょうか。

平成30年6月 藤原 宣雄


香川高松のイベント運営・企画支援会社ふじイベントサービスが、これまでに手掛けてきたか数々のイベントから学んだ経験とノウハウを、代表 藤原 宣雄の目線で語ります。
イベント主催者や、イベントに関わる様々な関係者にとって、何かの参考になれば幸いです。


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