イベント哲学:第5回

設営をきっちり完成させるのは当たり前のこと

~~見積には載らないその先のサービス~~~

我が社が考える設営会社の役割

設営会社というものは設営をしたらそれで終わり、と思っていませんか?

実際、多くの設営会社はそうかもしれません。しかし我が社の考え方は違います。設営自体が目的ではありません。大事なのはそのイベントや式典を成功させることなのです。

お客様に「良いイベントだった」「良い式典だった」と喜び満足していただけるようなイベントのお手伝いをすることが我が社の使命だと思っています。

そのために必要なのは完成度の高い設営だけでなく、設営会社としての周到な準備と真心のこもった気配りです。それらは目に見える分かりやすいものではなく、感じてもらうものであり、見積書には書かれていない部分なのです。

設営とは関係のない作法までレクチャーする

見積書にないサービスとは、いったいどういうことでしょうか。実例を簡単にご紹介しましょう。

ある竣工式の設営の中に、手水の設置がありました。見積書には手水の設置としか書いていませんから、普通は設置してしまえばそれで終わりです。

ところでみなさん、手水の作法をご存じですか? 手水には、手の向きや動きにより死水を意味することがあります。手水の担当者がそれを知らずにいると祝いの場である竣工式にそうとは知らず死水をかけてしまうかもしれません。

そこで私は担当者がどなたかをお聞きし、手水の作法を説明しました。

担当者の方は熱心に私の話を聞かれ、式が無事に終了すると「本当に助かりました。ありがとうございました」と感謝されました。

式典参加者の目線に立つ

また、ある起工式の設営をした際、当日天候が気になりました。テント内なので式自体に影響はありません。しかしもし雨が降ったら傘の置き場所が必要ですね。

そこで念のために傘立てを準備しました。その際、傘立てにあえて二本ほど傘を入れておき、お客様が利用しやすいように気遣いました。さらに、入口には靴の泥落としのために金網仕様の玄関マットを設置しました。

傘立てもマットも依頼はされていませんが、どんな場合でもお客様に気持ちよく過ごしていただけるようにするということが大事なのです。

このように道具の意味や使い方から式典参加者への配慮まで、設営以外のさまざまな気配りをする。それができるのはこれまでの経験と実績があるからなのです。

平成30年8月 藤原 宣雄


香川高松のイベント運営・企画支援会社ふじイベントサービスが、これまでに手掛けてきたか数々のイベントから学んだ経験とノウハウを、代表 藤原 宣雄の目線で語ります。
イベント主催者や、イベントに関わる様々な関係者にとって、何かの参考になれば幸いです。


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